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糖尿病の人にとって「卵」は「1日1個」ならメリットが多い

[2019.03.29]

2型糖尿病の人は、卵を1日1個を毎日食べても、血糖値やコレステロール値に影響せず、2型糖尿病のリスクも上昇しないという研究を東フィンランド大学が発表しました。 研究チームは、42~60歳の男女2,332人を19年間追跡して調査しました。その結果、卵を1日1個毎日食べても2型糖尿病の発症は上昇しませんでした。239人の血液を詳しく調べたところ、卵を食べていた人では血液中に有益な生理活性物質が増えていました。卵の黄身の色素成分であるカロテノイドやコリンなどの脂質には、インスリン抵抗性を抑制したり、抗酸化作用があり炎症を抑制するなど有益な作用があるということです。日本人を対象としたコホート研究である「JPHC研究」でも、卵を1日に1個を食べても、糖尿病発症リスクは上昇しないことが示されています。JPHC研究では、卵の摂取頻度と心筋梗塞の発症リスクの間に関連がみられないことも示されました。「心筋梗塞を予防するために卵の摂取を制限した方が良い」といった話には根拠がないことが示唆されました。ただし、バターやチーズ、赤身の肉、ベーコンやハムなど、動物性の脂に多く含まれる飽和脂肪酸は、体内で悪玉のLDLコレステロールを増やす作用があります。心臓疾患を予防するために勧められるのは、イワシ、サバ、サンマといった青魚に含まれる不飽和脂肪酸や、精製されていない全粒粉などの炭水化物だということです。

コレステロール値に気をつけることが大切

 このようにコレステロールが多く含まれる卵ですが、現在は、卵は一般的には1日1個なら毎日食べても大丈夫だとアドバイスする専門家が増えています。ただし、卵などを食べると体内のコレステロールが増えやすい体質の人もいるので注意が必要です。また、コレステロールの摂取量を気にしなくて良いという話は、脂質異常症のある人にはあてはまりません。コレステロール値を下げるために必要なのは、良い生活習慣をもちつづけること。さらに「コレステロール値が高い」と指摘された人は、検査を定期的に受けて、コレステロール値の変動に気をつけることが大切です。

 

 

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