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運動習慣を継続するために「脚の筋力」が必要

[2017.07.24]

  2型糖尿病の人が運動習慣を継続するには「脚の筋力値を高めていくこと」が必要であることが、関西福祉科学大学リハビリテーション学科の野村氏らの研究で分かりました。詳細は医学誌「Journal of Diabetes Investigation」オンライン版に発表されました。
 運動療法が必要であると分かっていても、続けるのを困難に感じている2型糖尿病の人は多くいます。運動を継続できない原因として、「忙しくて時間をとれない」「運動に伴う疲労感や痛み」「運動を指導する専門家が不足している」ことが挙げられますが、
 野村氏らは今回、「下肢の筋力」の影響に着目し、2型糖尿病患者を対象に、定期的な運動の継続状況と下肢筋力との関係を調査しました。
 対象は、2型糖尿病患者の下肢筋力の参考基準値の確立を目的とした横断観察研究「MUSCLE-std」(Multicenter Survey of the Isometric Lower-extremity Strength in Type 2 Diabetes)の解析対象となった30~87歳の1,442人。

  研究チームは、対象患者を継続的な運動習慣(30分以上の運動を週2回以上、6ヵ月以上継続)の有無で分けて、男女別に太腿の最大筋力を示す等尺性膝伸展筋力との関連を調べました。
 その結果、運動習慣がない群に比べて運動を継続している群では年齢と膝伸展筋力値が高いことが明らかになりました。膝伸展筋力値を四分位で比較した解析では、筋力水準が高いほど運動習慣者の割合が多くなりました。
 性別にかかわらず膝伸展筋力値が高いことは運動の継続に影響を及ぼすことが示されました。研究者は「筋力と運動習慣には双方向の関係があり、下肢筋力のより高い水準が運動を習慣化させるのに重要となる」という見解を述べています。

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